衿川区(Geumcheon-gu) 虎岩山城(Hoamsanseong)、千年の歳月を宿した風の道を歩くソウル旅行
2025-11-08
森が語る古の物語、虎岩山城(Hoamsanseong)に登る
ソウルの都心から少し離れて衿川区(Geumcheon-gu)始興洞(Siheung-dong)の方へ足を運ぶと、とても長い間その場所を守ってきた虎岩山城(Hoamsanseong)の低い石垣に出会うことができます。冠岳山(Gwanaksan)の山裾を登る道、都市の騒音はいつの間にか遠のき、森の囁きだけが耳元を回ります。風の端に混ざる土の匂いと、葉が擦れ合う音がとても懐かしく感じられる午後でした。
虎岩山城(Hoamsanseong)は統一新羅時代から我が地を守ってきたテメシ山城(山頂の周囲を囲む山城)だそうです。現在は1,250mに達する全周のうち300mほどの区間だけがかすかな城郭の痕跡として残っていますが、その隙間隙間に宿る時間の重みは決して軽くありませんでした。山頂に沿って歩いていると、まるで時間を遡って新羅時代のどこかの山城の上を歩いているような錯覚さえ起こします。
枯れることのない神秘の泉、韓井戸(Hanumul)と石狗像(Seokgusang)の伝説
山の頂上付近にたどり着くと、目の前に神秘的な風景が広がります。まさに「韓井戸(Hanumul)」と呼ばれる大きな池です。長さ22m、幅12mの広々とした空間に溜まった水は、空をそのまま映し出し、深く青い色を帯びていました。日照りが続くと雨乞いをし、戦乱の時には軍用に使ったというこの池は、単に水を貯める場所を超えた生活の拠点だったようです。
不思議な点は、この井戸の層ごとに時間が幾重にも重なっているということです。発掘当時、その下に統一新羅時代の井戸が埋まっており、その上に再び朝鮮時代の石積み(石築)が加えられたとのことでした。すぐ隣で発見された犬の形をした石狗像(Seokgusang)は本当に印象的でした。朝鮮時代のソウルの火災を防ぐために建てられたというその石の犬一匹が、まるで数百年の間この池を守ってきた番人のように黙々とその場を守り立っている姿が、なぜか頼もしく感じられました。
歩くのに良い日、冠岳山(Gwanaksan)トゥルレギルと共にする旅程
虎岩山城(Hoamsanseong)を見て回った後は、近くの虎圧寺(Hoapsa)へ下りるトゥルレギル(Dulle-gil)コースを歩くことをおすすめします。趣のある寺院の梵鐘の音が山裾を伝って響く時、心の中まで穏やかになる気分がするからです。歩くのに最も良い時は、やはり日が沈む頃です。城壁の向こうへゆっくりと沈む夕焼けが山を赤く染める時、ようやくソウルという都市が本当に温かい場所であることを悟ることになります。
行く道は衿川区(Geumcheon-gu)始興洞(Siheung-dong)方面から冠岳山(Gwanaksan)トゥルレギル(Dulle-gil)に沿って登れば良いのですが、登山というよりは軽い散歩に近いです。ただし、山道ですので楽なスニーカーは必須です。歴史的な遺跡地ですので、目で見て心で感じ、自然を毀損しない範囲でゆっくりと歩いてみてください。時には華やかな名所より、このような低い山裾の山城がより深い慰めを伝えてくれる時があるからです。
よくある質問
- 虎岩山城(Hoamsanseong)へはどう行けばいいですか?
- ソウル衿川区(Geumcheon-gu)始興洞(Siheung-dong)一帯に位置しています。冠岳山(Gwanaksan)トゥルレギル(Dulle-gil)コースからアクセスが可能で、公共交通機関を利用する場合は始興洞(Siheung-dong)方面から散歩道の入り口に沿って登ってください。
- 虎岩山城(Hoamsanseong)訪問時に注意すべき点はありますか?
- 山地ですので楽なスニーカーと軽い服装をおすすめします。遺跡地であり自然保護区域ですので、ゴミを持ち帰るなどの基本的なエチケットを守り、毀損しないよう注意してください。
- 周辺に一緒に行くべき場所はありますか?
- 虎岩山城(Hoamsanseong)のすぐ近くに伝統寺院の虎圧寺(Hoapsa)が位置しています。山城探訪後、虎圧寺(Hoapsa)の趣のある風景と調和したトゥルレギル(Dulle-gil)に沿って下りながら、思索する時間を持つのが良いでしょう。