済州(Jeju)の秋、本にどっぷり浸かった:第9回 済州(Jeju)読書大展 旅行記
2025-11-11
沙羅峰(Sarabong)の秋、本の香りに染まる
済州(Jeju)空港に降り立つと一番先に感じられる独特の潮の香りの代わりに、今日はなぜか紙の匂いが混じっているようなときめきが先に立った。足が向かった先は、済州市(Jeju-si)健入洞(Geonip-dong)、沙羅峰(Sarabong)の麓に位置する牛島(Udang)図書館だ。10月末の済州(Jeju)は、夏の暑さを洗い流した爽やかな風が吹き、歩くのにぴったりの季節だ。ここ出会った第9回 済州(Jeju)読書大展は、済州(Jeju)の深まる秋と同じくらい落ち着いていながらも、情熱的な活気に満ちていた。
今年のフェスティバルのテーマは「本にどっぷり浸かった(Poksak Ppajyeotsuda)」。済州(Jeju)方言の温かい語感が、本の中に完全に浸ってみなさいという招待状のように感じられた。図書館の入り口に入るとすぐに、本が放つ静かなオーラと人々のひそひそ話が混ざり合い、心地よい騒音となった。単に本を読む空間を超え、本を媒介に地域社会がコミュニケーションを取る姿がとても温かく感じられた。
耳を傾けて聞く物語、心を満たす講演
読書大展の醍醐味はやはり著者との出会いだ。今年は済州市(Jeju-si)の「今年の本」に選定された『古典が答えた、当然生きるべき人生について(Gojeoni Dapaetda, Matdanghi Saraya Hal Salme Daehayeo)』のコ・ミョンファン(Go Myeong-hwan)作家と、児童書『今日から親友!ベストフレンド!(Oneulbuteo Baepeu! Bepeu!)』を描いたキム・ソンラ(Kim Seong-ra)作家の講演が準備されていた。作家の声を通じてテキストの向こう側の本心に向き合う時間は、テキストを読む時とはまた違った深い響きを与えてくれる。
講演場の周辺を歩いていると、「本の談話室(Chaekdeurui Sudabang)」から流れ出る笑い声が聞こえる。世代と階層を超え、本という共通の分母一つで互いの心を分かち合う姿。誰かは目を閉じて講演に聞き入り、誰かは自身の読み書き能力をチェックしてみる「私の読み書き能力本、チェック(Check!)」ブースの前で真剣な表情をしていた。特に「本GPT(Book GPT)に私の心を聞いてみて」のような最新技術と結合した体験プログラムは、本に馴染みのない人々にとっても興味深い入り口になっているようだった。
日常へ戻り、本と共に歩む道
読書大展が開かれる沙羅峰(Sarabong)は、それ自体が素晴らしい散策路だ。会場の中で頭の中を本の話でいっぱいにしたら、外に出て沙羅峰(Sarabong)の散策路を歩きながら脳を冷ましてみることを勧める。図書館から見下ろす済州市(Jeju-si)の風景と、遠くに見える海は、本の内容を整理するのにこれ以上ない風景だ。
周辺を見回す時は、山地灯台(Sanji Lighthouse)と共に調和した海沿いの道に沿って、健入洞(Geonip-dong)の路地を覗いてみるのも良い。済州(Jeju)の古い痕跡が、本の中の過去の物語のように積み重なっている場所だ。フェスティバル期間中、牛島(Udang)図書館周辺は、本の価値を分かち合う大きな広場となる。一人旅でも、ここでは寂しい隙がない。本という友達がいつもそばにいるからだ。次の読書大展が開かれる10月、また済州(Jeju)を訪れることになりそうだ。
旅行のヒント
- 場所: 済州市(Jeju-si) 沙羅峰東ギル(Sarabongdong-gil) 30、牛島(Udang)図書館一帯
- 訪問のヒント: 秋の済州(Jeju)は一日の気温差が大きいので、薄手の上着を必ず用意しよう。図書館周辺は坂道があるので、快適な靴は必須だ。
- おすすめの日程: 午後2時〜4時頃に講演を聞き、日が暮れる頃に沙羅峰(Sarabong)を散策しながら夕焼けを鑑賞すれば、完璧な一日になる。
よくある質問
- 済州(Jeju)読書大展はいつ開催されますか?
- 第9回 済州(Jeju)読書大展は、2025年10月24日から26日までの3日間、済州市(Jeju-si) 牛島(Udang)図書館一帯で開催されます。
- 主要プログラムにはどのようなものがありますか?
- 著者講演、本の中の登場人物コスプレ大行進、本GPT(Book GPT)体験、私の読み書き能力チェック、本の談話室など、全年齢が参加できる多様な文化プログラムが準備されています。