雲の上の山頂湖と向き合う、神秘的な済州島(Jeju)のサラオルム(Saraoreum)散策

雲を踏みながら歩く道、サラオルム(Saraoreum)への招待

明け方の空気がまだ残る城板岳(Seongpanak)探訪路の入り口、バックパックを背負って第一歩を踏み出した。済州島(Jeju)旅行をしながら様々なオルム(Oreum)に登ったが、海抜1,300mを超える高地に位置するサラオルム(Saraoreum)は、いつも心の一角に宿題のように残っていた場所だ。入り口の鬱蒼とした杉の森を抜けると、冷たい朝の空気が肺の奥深くまで浸透する。土を踏むカサカサという音が静寂な森の中にこだまし、木漏れ日はまるで妖精が踊っているかのような錯覚を呼び起こす。

漢拏山(Hallasan)城板岳(Seongpanak)コースに沿ってしばらく登ると出会うサラオルム(Saraoreum)の入り口。登山道に沿って緩やかに続くデッキロードは、まるで空へと向かう階段のようだ。風が吹くたびに聞こえてくる森の音に耳を傾けていると、いつの間にか世の中の騒音は消え、ただ自分の呼吸と土の匂いだけが残る。

空を映し出した巨大な皿、山頂湖の魔法

サラオルム(Saraoreum)の真骨頂は、間違いなく頂上の火口に溜まった山頂湖だ。初めて向き合ったその風景は、現実と呼ぶにはあまりにも静かで幻想的だった。火口はまるで巨大な皿のように平らで広く広がっており、その中に湛えられた澄んだ水は空をそのまま映し出していた。風が揺れるたびに湖の表面にさざ波が立ち、銀色にきらめくのだが、その刹那の瞬間を逃すまいと、しばらくぼんやりと眺めていた。

梅雨の時期に訪れると、デッキロードが浸かるほど水が満ちると聞いた。靴を脱いで冷たい湖の感触を感じながら歩く登山客の笑い声が聞こえてくるようだ。私は幸いにも湖が適度に満ちた晴れた日に訪れたが、水面に映る漢拏山(Hallasan)の稜線と青い空が重なり、妙な一体感を感じた。1,300mの高地帯でこのような静かな湖に出会えることは、済州島(Jeju)がくれた最も大きな贈り物だ。

足跡が届く場所ごとに休息となる時間

サラオルム(Saraoreum)は単に「登る」ことに目的を置くよりも、その高さから見下ろす済州島(Jeju)の風景を「感じる」ことが重要だ。展望台に登ると、西帰浦市(Seogwipo-si)南元邑(Namwon-eup)と済州市(Jeju-si)朝天邑(Jocheon-eup)の境界が一目で見渡せる。雲が山の稜線を行き来する姿は、まるでパノラマ映画を見ているようだ。冬になれば凍りついた湖と雪の調和が絶景を成すそうなので、季節ごとに違う顔を持つこの場所を愛さずにはいられない。

下り道、足の裏に伝わる土の質感がかなり硬い。森は昨日と変わらぬ姿で立っているが、山の上から持ち帰った心の重荷は少し軽くなった気分だ。一人だけの思索が必要なとき、あるいは済州島(Jeju)の深い息吹を心ゆくまで感じたいときに真っ先に思い出しそうな場所、サラオルム(Saraoreum)は私にとってそのような癒やしの場所として記憶されるだろう。

旅行者のための小さな記録

よくある質問

サラオルム(Saraoreum)にはどうやって行きますか?
漢拏山(Hallasan)城板岳(Seongpanak)探訪路を通って登らなければなりません。漢拏山(Hallasan)探訪予約制を運営していますので、必ず事前にホームページを通じて予約してから訪問してください。
どの季節に行くのが一番良いですか?
個人的には梅雨が明けた直後、火口に水が満ちた時の風景が最も神秘的です。冬の雪景色も欠かせない絶景ですので、好みに合わせて選んでみてください。

소쿨리스트 홈 ›